こんにちは、松井です。
突然ですが、なぞかけです。
「経営者とかけて意思決定と解く、その答えは?」
少し考えてみてください。
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
「どちらも経験が物を言います」
経営者も意思決定も経験が積み重なることで視野が広がり、判断力が磨かれるからです。
ところで、意思決定をするのって、実はかなり脳を使うってご存知でしたか?
意思決定は前頭前皮質という脳の部位が主に関わります。この部位は計画、判断、推論などを司る部分で、エネルギー消費量が相当高いそうです。
特に複雑な意思決定では、多くの選択肢を比較したり、リスクや利益を評価したりする必要があって、脳は大量の情報処理を行います。
また、「意思決定疲労」という現象も起こるようです。たくさんの決断をすると、脳が疲労し、後の判断が雑になったり、優柔不断になったりすることがあります。
どれにしようか散々迷って、最後は面倒になって「えいやー!」で決めてしまったことはないでしょうか。
それが、まさに「意思決定疲労」を起こしている状態です。
前置きが長くなりましたが、今日のテーマは、意思決定のスピードを上げるコツです。
意思決定のスピードを上げることで、先程の「意思決定疲労」が起きにくくなります。
一番カンタンなのは、選択肢を減らすことです。
簡単に言うと、どうでもいい意思決定は、最初から答えを決めておくことです。
例えば、何かを買おうと思ったら、人気ランキング1位を買うとか、一番安いもものを買うとか、最初から決めておけば、考えなくてすみます。
あるいは、日常のルーチンを決めてしまえば、その部分の決断を省くことができます。私は朝起きると、トイレに行って、コップ1杯の水を飲んでから、体重を測って、体温を測って、メモ帳に記録します。
それから、コーヒーを入れて、フルーツ(今の時期はリンゴ)を剥きます。これが、私の朝食で、時々気が向いたら、マフィンかデニッシュも食べます。
お昼も大抵食べるものは決まっていて(目玉焼き、納豆、たっぷりのサラダ、タンパク質)、何を食べるのかを考えるのは夕食くらい。
また、似た状況での意思決定をパターン化しておくことで、選択肢を減らすことができます。
例えば、メール対応について、同じ内容の質問にはテンプレートを用意しておけば、毎回「どう返事しよう?」と迷う時間が減ります。
あるいは、新しい案件を受けるかどうかの意思決定については、下記の3つのすべて基準をクリアすれば受けると決めておくと楽です。
①収益性:利益率◯%以上か?
②リソース:現在のチームで対応可能か?
③長期性:将来的なビジネス拡大につながるか?
こうした基準を設けることで、毎回ゼロから考える必要がなくなり、効率的かつ迅速に判断できるようになります。
意思決定のスピードを上げるコツは、「考えなくていい部分」を徹底的に減らすこと。これによって、重要な判断に集中するエネルギーを確保できるようになるのです。
ぜひ、あなたの日常や仕事でも試してみてください。未来を形作る意思決定を、より軽やかに、そして的確に進められるはずです。