こんにちは、松井です。
あなたは、子供の頃に夢中になった本を覚えていますか? 私は、小学6年生のある日を境に、本の世界にどっぷりハマりました。
そのきっかけは、小学6年生の12月、友人に誘われて初めて訪れた図書館でした。そこで出会ったのが、偕成社から出版されていた「SF名作シリーズ」。『宇宙のFBI』『銀河パトロール隊』『火星の合成人間』などのタイトルに惹かれ、夢中になったのを覚えています。
当時の楽しみといえば、土曜日の夜8時からの「8時だョ!全員集合」。その後、21時には就寝する規則正しい生活でしたが、図書館で借りた本がおもしろすぎる時は、夜中に一気読みしてしまうこともありました。
毎週土曜日に図書館へ行き、このシリーズの本を1冊借りるのが習慣になっていました。不思議なことに、2冊借りようという発想はなく、卒業までに全シリーズを読破することはできませんでした。
中学生になると、図書館の蔵書は一変。子供向けの本はなく、創元SF文庫やハヤカワ文庫SFのような文庫本が並んでいました。挑戦してみたものの、子供向けの平易な文章に慣れていた私には、その魅力を十分には味わえませんでした。
ハヤカワ文庫SFの『夏への扉』は今でも大好きな一冊です。当時、この本を借りていたら、また違った展開になっていたのかもしれません⋯⋯。
今回改めて「SF名作シリーズ」を調べ、大阪中央図書館に所蔵されていることがわかりました。時間が取れたら、当時のワクワク感を思い出しながら再び手に取ってみたいと思います。