雨の日には⋯⋯

こんにちは、松井です。

今日は、結構な雨が降った日でした。

雨の日と言えば、傘ですよね。

目の前を歩く人が、透明な傘をさしているので、今日は透明な傘、と言うか、経営の透明性について触れてみましょう。

経営の透明性とはどういうことか。

情報の開示とか、意思決定の透明性とか、リスクの明確化とか、いろいろな切り口があるとは思いますが、今日は「従業員に対する透明性」という切り口でお話をします。

これは、「オープンブックマネジメント(Open Book Management: OBM)」という考え方で、会社の財務データを従業員に共有し、それを基に従業員自身が経営の一端を担える仕組みのことです。

必ず出るのが、どこまで財務データを開示するかという議論。

いろいろな考え方はあると思いますが、個人的には全面的に開示すべきではないと思っています。

と言うか、全面的に開示しなくても、十分に従業員が会社を「自分ごと」にすることはできると思っています。

具体的にどうすればいいのか?

細かい数字を抜きにして、どれだけ売上を増やせば、もっと言うと、どれだけ粗利を増やせば、自分たちの給料が上がるのかを明確にすることです。

そして、粗利を増やすために、具体的にどんなアクションをとればいいのかを明確にしてあげることです。

「Aというアクションをとって、Bという結果が出れば、粗利が◯◯円増えるので、自分の月給が◯◯円増える」という部分が明確になれば、Aというアクションにできるだけ時間をかけようと思うでしょうし、Bという結果になるように、Aというアクション磨き(クオリティを上げる工夫)をしようという気になるのではないかという話です。