「おいしいモノさえ作れば売れる」という時代が幕を閉じようとしています。もちろん味は大事ですが、それと同じくらい売り方も大事になってきています。
農業の名がつく学校・勉強会はいろいろとありますが、「農家のビジネスネットワーク」のメイン・テーマはズバリ、「儲けること」です。
そういう意味では農業技術よりもむしろ、儲けるためには何を作ればいいのか、どこに売ればいいのか、どのように見せれば売りやすいのか、何に注目すべきなのかを一緒に考えていければと思っています。
同じ思いを持った人が集まると、パワーが生まれます。情報交換するだけでも、十分に有意義な時間を過ごすことができます。
ただし、せっかく時間を作って集まるからには、ワイワイガヤガヤするだけの時間で終わらせたくはありません。そのためにも、毎月勉強会を行います。
と言っても、それほど堅苦しいものを想像していただく必要はありません。30分の講義+30分のワーク+60分の懇親会を考えています。ダラダラやりたくないので、2時間で切り上げる予定です。
毎月勉強会を行いますが、座学で終わらせたくないという思いもあります。
「儲けること」をメイン・テーマとしているのに、「勉強にはなったけど……」というような事がないように、最終的には売上、ひいては利益につながるような売り先とのマッチングを行うことで、より価値の高い集まりにできればと思っています。
売るということを考えた場合、例えば、パッケージをどうするか、シールをどうするかという具体的なデザインの話になった場合、「農家のビジネスネットワーク」のメンバーにはデザインをできる人がいます。
また、自分のHPが作りたいとか、売上増加に伴い法人化を検討する場合にも、メンバーにはウェブデザイナーや司法書士がいます。
このように、ビジネスの展開をサポートできる体制になっているというのも、「農家のビジネスネットワーク」のウリのひとつです。
【代表 松井 浩一】
公認会計士、税理士、農業経営アドバイザー。
神戸大学工学部卒業後、世界的なアカウンティング・ファームであるアーサー・アンダーセンを経て、2002年より独立。
会計・監査・コンサルティング業務だけでなく、広告事業・食品事業にも参画。
〜代表著書〜
「儲かる会社の作り方」(同文館出版)
「3びきのこぶたと学ぶやさしい会計」(総合法令出版)
【高木 一雄氏】
ミシュラン二ツ星を獲得し、関西最高クラスの一軒とも言える京料理「たか木」のオーナーシェフ。
大学卒業後、京都の老舗料亭「京大和」で10年間修行後、2005年より独立。
食材へのこだわりも強く、農家への理解もあり、料理人としての立場で農業ビジネスへのサポートを行っている。
【福原 俊亮氏】
常に神戸フレンチをけん引するレストランのひとつ、「北野ガーデン」の総料理長。
古典フランス料理の伝統をおさえつつ、現代フランス料理へのアレンジ、素材の繊細なおいしさを引き出す料理技術には定評がある。
関西料理界を担う次世代のホープ。
【山下 麻美氏】
写真・画像を用いた集客メインのサイト作成で国内大手コンサルティング会社からの信用も厚い。
「売れる」「魅せる」を重視した
ベーシックはもちろん個性あふれるサイトが魅力。
※ミオ写真奨励賞 入賞
【安室 彰子氏】
司法書士。
安室司法書士事務所 所長。
1995年、神戸市灘区にて開業。
司法書士業務全般に取り組み、登記業務のみならず、
依頼者に的確なアドバイスのできる事務所を目指す。
リピーターの多さが信頼の証。
農業をビジネスと考えた場合、しっかりと儲けられる農家になるためには、4つのしくみが必要です。
マーケティング、ブランディング、デザイン、マネジメントの4つです。つまり、売るしくみと商品力を高めるためのしくみ、そして思わず消費者が手にとってしまうしくみと、それらを管理するしくみです。
これらビジネスの重要要素である、マーケティング、ブランディング、デザイン、マネジメントという4つの柱を基軸にして、「儲けること」にフォーカスしてともに学んでいければと考えています。
30分の講義+30分のワーク+60分の懇親会をひとつのスタイルとして予定しています。ダラダラやらないで2時間で切り上げます。
【マーケティング】
・マーケティングとは?
・ゴール思考(プロダクト・アウト、マーケット・イン、マーケット・メイク)
・4P戦略(プロダクト、プライス、プレース、プロモーション)
・集客ツール(HP、SNS、人脈、パブリシティ、安価な媒体、チラシ、口コミ、紹介)
・マーケティング・インテリジェンスの重要性(情報収集)
・マーケティング・チャネル、クロスマーチャンダイジング
・消費者の3つの壁(①見ない・読まない・聞かない、②信じない、③行動しない)
・マーケティングの漏斗とは?
・ライフタイムバリュー(生涯価値)という考え方
【ブランディング】
・ブランディングとは?
・ブランディングすべきかどうか(あえてノーブランドという選択)
・SWOT分析による自分・自社の評価
・ポジョショニングを考える(価格と品質のマトリクス、規模と時期・タイミングのマトリクス、価格と消費者ターゲットのマトリクス等)
・ブランディングに必要な要素(重要性・独自性・優越性・先駆性・許容性・収益性)
・異業種からのモデリング
・ブランド戦略(ライン拡張、ブランド拡張、共同ブランド)
・パッケージングとラベリング
・リポジショニングの決定 ⇒ ブランド劣化(競合の登場・選考の変化)の対策
【デザイン】
・デザインにおける4つの基本原則
・デザインの基本は、音・色・形
・平面、立体の考え方
・販促物
・POP
・シール
・ストーリー作り
【マネジメント】
・経営はクルマを運転することを想像するとわかりやすい
・多くの農家が勘違いしている原価という概念
・決算書は右脳で見るもの
・まずはイーブンポイントを知ることから始めよう
・パレートの法則を使うことで見えてくるもの
・折れ線グラフと棒グラフの違い
・値引きの怖さ
・労働生産性を共通言語にしよう!
・結局使える節税は5つだけ
・知らないと損! 国からただでもらえるお金
入会資格:農業生産者、これから農業生産者になる予定の人
入会金・年会費:なし
勉強会:会場代+軽食代+講師謝礼で3,000円程度
入会された人には、漏れなく「しっかり儲ける農家になるための8つの鍵」の第1章をプレゼントします(全部で8章まであります)。
内容的には、しっかり儲ける農家になるための4つのしくみ、すなわちマーケティング・ブランディング・デザイン・マネジメントについてどうすればいいのかが、わかりやすく書かれています。
毎月中旬頃、配信予定です。