2.会社設立の真の理由とは?
友人が口にしたのは何と……
「ところで、会社作るのにどのくらいのお金を用意したらいいの? 」
驚いた私はとっさに、こう叫んでいました。
「会社作るのも何も、まだそのビジネスが儲かるかどうかの検証もできてないのに……」
会社設立までの通常の流れ
何か新しいビジネスを始めようとすると、会社設立を含めて、思考の流れは、こんな感じになるのが普通です。
おもしろいアイデア(ビジネス)を思いつく。
収支計算をして、ある程度の売上や利益が見込めるかどうか検証する。
売上・利益水準から、個人と法人でどちらが有利かを検討する。
法人の方がメリットがある場合、どの会社形態がいいかを検討する。
会社を設立する。
では、友人の場合は?
今回のケースでは、 で利益が見込めないので、もう一度 に戻って、現状のビジネスモデルでいいのか、他にアイデアはないかを、もう一度じっくりと考え直すという流れになりそうなのですが、 には戻らないで、いきなり まで飛ばして の話になったので驚いてしまったのです。
どうしてこのようなお話を長々としているのかと言うと、この友人の例は別に特別な話ではなく、割とよくある話だったりするからです。
会社設立の最大の理由とは……
そうなんです。
会社設立の最大の理由は、実は単なる「見栄」であることが往々にしてあります。
要するに、社長になりたいんです。
えらそうに言っている私も、11年前に独立した時、実は会計事務所よりも先に、会社を作ったので、そういう気持ちはよくわかります。
では、会社設立の理由が「見栄」だけなのかと言うと、もちろん他にもあります。